介護のキホン~体位変換のコツと注意点~

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褥瘡を予防するために必要不可欠な介護の基本技術!
2時間に1回と行う頻度も多いので
利用者さんにとっても介護者にとっても負担の少ない方法をマスターしましょう♪

 

体位変換とは、寝ている状態で体の向きを変えたり、
寝ている状態から座っている状態などに姿勢を変えたりすることです。
体位変換は介護を行う上でとても大切な動作です。
体位変換の基本的な考え方を知ると知らないとでは、
介護をする人・される人双方の体の負担が大きく異なってきます。
腰痛になると、介護職を辞める原因ともなります。
介護職を楽しく長く続けるために、体に無理のない体位変換を覚えましょう。

 

 体位変換は介護の基本

ベッド上の生活が長くなり、寝返りや姿勢を変えることが難しくなって
常に同じ姿勢でベッドに横になっていると、
筋肉が衰えて自分で体の向きを変えることが困難となり、
体圧が集中した箇所の血流が悪くなります。
これが、褥瘡(じょくそう)の始まりです。
褥瘡とは、一定の時間同じ場所に圧力が加わることで、
血行が悪化し、周辺組織が壊死した状態
をいいます。
もともと栄養状態が悪く、身体を自由に動かしにくい方がなりやすいので、
一度褥瘡ができてしまうと、完治に時間がかかり
利用者さんは痛い思いをし続けなければいけません。
褥瘡を予防することはとても重要なのです。
そのために行うことが、「体位変換」です。
とはいっても、ただ姿勢を変えればいいというわけではありません。
簡単にできる体位変換のコツや注意事項などをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
また、仰向けのことを仰臥位(ぎょうがい)と言うなど、それぞれ体位の呼び方があります。
スムーズな体位変換を行うには、体位の種類を覚えておくことが大切です。
代表的な体位の名称を下記でご紹介しますので、ぜひご確認ください。

 

 代表的な体位の種類

1、臥位(がい):寝ている状態。姿勢や状態によって次のようなものがあります。

仰臥位(ぎょうがい):仰向けに寝た状態
側臥位(そくがい):横向きに寝た状態
腹臥位・伏臥位(ふくがい):顔を無理のない範囲で横に向けてうつぶせになっている状態。

 

2、座位(ざい):いわゆる座った状態。姿勢や状態によって次のようなものがあります。

・半座位(はんざい):座位と仰臥位の中間の状態。介護ベッドの背もたれを約45度起こす。
・長座位(ちょうざい):上半身を起こして足を延ばした状態。
重心がずれやすく上半身が不安定になりがちな姿勢で、
リハビリに用いられることはありますが、長時間座るにはしんどい姿勢です。
・端座位(たんざい):ベッドの端に腰をかけて床に足を下ろした状態。

 

3,立位(りつい):立った状態。

 

 体位変換の回数

体位変換は、長時間同じところを圧迫しないために、
原則として1~2時間に1度行う必要がある日常的な援助技術です。
負担のかかる間違った体位交換は、介護する側もされる側も身体を痛めてしまうことも。
日常的にお互いに負担にならない体位交換を、意識して行ってみましょう。

 

 仰向け(仰臥位)から横向き(側臥位)への体位交換

1)横向きになることと、ベッドが動くことを説明し、介護者の身体への負担が少ない位置にベッドの高さを調節する

2)まくらをひいて、身体がむく方向へ利用者さんの顔を向ける

3)利用者さんの両うでを胸の上でしっかりと組む

4)利用者さんの両ひざを高く立てて、かかとをお尻に近づける

5)利用者さんの腰に右手を置き、ひざに右ひじを当て、左手は利用者さんの肩を持つ

6)介護者の右手で利用者さんのひざを倒し、右手で腰を回転させてから、左手で利用者さんの肩を起こす

 

 体位変換の大事なポイント

 「これから横向きになります」と介助前に説明する

介護を受ける人は、介助を行う前に声掛けをしてもらうことで、心の準備ができます。
利用者を驚かせてしまったり不安にさせてしまったりして、
不快な思いをさせてしまう恐れがないよう、しっかりと声掛けをしましょう。
心の準備をしてもらうことができ、安全な介助が行えます。

 

 身体とベッドが接する部分を小さくして、摩擦を減らす

利用者さんのうでを組み、ひざを高くたてることで、
ベッドと接する部分が小さくなり、摩擦が少なくなります。
そうすることによって、手足を伸ばして寝ている状態よりも、
少ない力で介助をすることができます。

 

 ひざを倒してから肩を起こす

利用者さんのひざを先に倒すことで、利用者さんの腰が自然とむく方向へ回転するので、
少ない力で体位変換をすることができます。
介護者にとっても利用者さんにとっても負担の少ない体位変換となります。
ここで注意したいのは、決して力任せにやらないこと。
力任せ体位を変えるのではなく、身体の構造を理解し、
自分の力を利用した体位変換を行いましょう。
押すよりも引く方が少しの力で体位変換できます。
また、自分の重心と相手の重心を近づけるほど、移動は楽になります。

 

 できることは自分でやってもらう

うで組みやひざ立てなど、利用者さんに協力できる部分は協力してもらい、
利用者さんの自立に向けた関わりをしましょう。

 

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介護に携わる人にとって、体位変換は必ず行う介護技術のひとつ。
行う頻度も多いので、負担の少ない方法を身につけておくと身体を痛めずに済みます。
力任せに行ってしまうと、
自分の身体だけでなく相手の身体も傷つけてしまうことがありますので、気をつけましょう。
利用者さんにとっても介護者にとっても負担の少ない体位変換をマスターして、
褥瘡をしっかりと予防しましょう♪

 

次回はソーシャルワーカーのお仕事についてお伝えします!
お楽しみに♪


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