施設の役割・職種・仕事内容を知ろう ~グループホーム~

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グループホームは「認知症高齢者のための介護施設」!
入居者さんとの距離が近く寄り添った介護を行うことができます★

グループホームは、ほかの介護施設と比べると、入居者さんとの距離が近く寄り添った介護を行うことができます。
また、無資格や未経験の方が初めて働く施設として選ばれることも多く、人気の施設となっています。
ただ、無資格・未経験の方に人気とはいえ、認知症の方のケアは決して簡単ではありません。
この記事では、グループホームで働くにあたって押さえておきたいポイントや仕事内容など、わかりやすく解説していきます。

 

グループホームは「認知症高齢者のための介護施設」

グループホームとは、認知症の方が共同生活を送る施設です。
要支援2以上で、施設のある地域に住民票を持っている高齢者の方が入居することができます。
グループホームの特徴として、1ユニット5~9名の最大18名定員の施設が多いです。
認知症と診断された高齢者に対して、住み慣れた地域で、家庭的な環境のもと、入浴や排せつ、食事等の日常の生活のお世話や機能訓練を行うことにより、利用者が持っている能力に応じて可能な限り、自立した生活を送ることができるよう支援することが目的です。
認知症の方は大勢での共同生活では落ち着いた暮らしができません。
グループホームは、利用者を少人数かつ見慣れたメンバーに限定することで、アットホームな雰囲気を作り、穏やかな生活が送れるようにしているのです。

 

グループホーム職員の主な仕事内容

グループホームでの仕事は、基本的に共同生活可能な方が入所されており、自立支援の意味合いが強いため、体力が必要になるような介護業務はあまりないのが特徴です。
具体的には、入浴介助や食事介助、洗濯や掃除の介助、排泄介助、昼夜の徘徊対応などが業務になります。
入浴や排泄に関しては、いずれも入居者が自立してできるように支援をします。(ただし、要介護度が高い入居者が多いグループホームでは、このような身体介護の割合が高くなる場合もあります)
食事や掃除に関しても、スタッフと入居者が一緒に日常生活を送ることになりますので、食事の準備を一緒にする、洗濯ものを干す、施設の掃除をするなどの行為を、
入居者がスムーズにおこなえるように支援します。

入居者によっては、昼夜に徘徊をする場合もあるので、そのようなケースでは、施設を出ていかないように対応する、部屋への移動を促すなどの対応が必要になります。
そのほかにも、リハビリのサポートやレクリエーションの実施なども仕事内容です。
入居者同士がコミュニケーションを取ったり体を動かしたりすることで、認知症の進行を緩和させるなどの目的があるため、リハビリなどに力を入れているグループホームも多くあります。

 

グループホーム職員の1日のスケジュール

グループホームは宿泊型であり、夜勤もあります。
職員の人数体制は、昼間は3人以上、夜間は1人で対応するところがほとんどです。
グループホームでは職員が食事の準備を行うところも多く、夜勤の流れも他の施設とは異なります。
一人で夜勤を行う施設を希望する場合には、事前に夜勤の業務の流れを確認しておきましょう。

◇ タイムスケジュール例

【日勤帯】
8:30 出勤
9:00 バイタルチェック・夜勤者からの申し送り
9:30 おむつ交換やトイレ誘導
10:00 散歩&買い物
11:30 一部の利用者と一緒に昼食の準備を始める
12:00 昼食。必要な入居者さんには食事介助。食後の片づけが終わったら、口腔ケア、服薬介助。
13:00 入浴介助
15:00 おやつ。一緒にテーブルを囲み、団らんを楽しみます。
15:30 レクリエーション。和気あいあいと、簡単なゲームや体操に取り組みます。
16:00 利用者と共に夕食の準備を始める
17:00 夕食。自力で摂取できない人の食事介助、夜勤者への申し送り
17:30 業務終了

【夜勤帯】
16:30 出勤、日勤担当からの申し送り
17:00 一部の利用者と一緒に夕食の準備を始める
18:00 夕食。必要な入居者さんには食事介助。食後の片づけが終わったら、口腔ケア、服薬介助。
19:00 団らんの時間
20:00 就寝準備。必要な方には排泄介助、更衣介助。
20:30 消灯。以降2時間おきに体位交換やオムツ交換。随時コール対応
消灯後は、夜勤担当は交代で休憩を取ります。
6:00 朝食の準備
7:00 起床介助。必要な方には更衣介助。バイタルチェック
8:00 朝食。必要な方には食事介助。食後の片づけが終わったら、口腔ケア、服薬介助。
9:00 日勤者への申し送り
9:30 退勤

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グループホームでの就業に向いている人の特徴

認知症の方々は、できない事が増えていくことへの不安が強いものです。
そのためグループホームで働く方は、そのような入居者の気持ちを汲む性格が求められます。
また介護よりも日常生活のお手伝いという側面が強いため、入居者ができることは尊重し、できない部分をサポートしてあげる気遣いも必要です。
相手の気持ちに寄り添ってサポートすることに喜びを感じる方はグループホームで働くことにやりがいを感られることでしょう。

 

グループホームで働くことで得られるやりがい

少人数制のグループホームでは、介護職員と利用者との距離が近く、彼らの喜びや悲しみに密に寄り添うことができます。
普段の家事などで、できなかったことができるようになったり、ふさぎ込んでいた利用者が自分のひと言で元気になる様子を見たりすると、なにものにも代えがたい喜びを感じることができます。
また、自立して生活できる利用者が多いことから、身体的負担のある介護が少なく、一緒に散歩や料理、買い物、園芸やおやつ作りなどができることも、グループホームならではの楽しみです。
また、身体介護が少ないこともあり、無資格や未経験の方でも挑戦できる施設が多いこともポイントです。

 

次回は“保健師”という職業についてお伝えします!
お楽しみに♪


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