介護業界は、前職で身につけた接遇マナーやホスピタリティ(サービス精神)、チームワークを活かして、存分に活躍できる業界です!
「異業種から介護職に挑戦したいけれど、未経験で本当に大丈夫?」と不安に思っている方もおられることでしょう。
異業界から未経験で挑戦しても、働きながらスキルを身につけられる環境があるのが介護職の魅力です。
このコラムでは、異業種から介護職への転職を検討している方に向けて、業界の動向や介護職のメリットをご紹介します!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
介護の仕事は資格がなくても挑戦できる
異業界から介護職へ転職しやすい理由の1つは、介護の仕事は資格がなくても活躍できることです。
日本では高齢化が進み、介護業界は人手不足の傾向にあります。
そのため、未経験の人材を募集し、業務を通してスキルを身につけられるよう、研修や先輩社員からの指導など、職場環境を整えている介護施設は多いです!
もちろん、募集内容によっては、応募条件に「介護職員初任者研修をお持ちの方」と記載がある場合もありますので、介護職初心者の場合は「無資格OK」「未経験者歓迎」などの求人を選ぶのがポイントです。
コロナ禍で異業種から介護職への転職者が増加している理由
コロナ禍の昨今、異業種から介護職への転職を検討する人が増加しているといわれています。
それは、コロナ禍で働き方を見直す人が多いことが一因として挙げられます。
コロナウイルス感染症の流行により、働き口を失ったり働き方に疑問を感じたりする人は少なくありません。
特に、飲食業界やホテル業界といった業種は一時的に就業者が減少したこともあり、そこから介護業界への転職を検討する人が増えてきているようです。
コロナ禍における転職活動で重視されるのは、「雇用が安定しているか」という点。
介護業界は、人手不足のためニーズが高いうえ、経験やスキルがあれば年齢関係なく長く働ける魅力があります。
このようなことから、コロナウイルス感染症をきっかけに、介護業界が注目されるようになったのでしょう。
サービス業から介護職への転職をオススメする7つの理由
1,サービス業界で身に付けたスキル・能力が活かせる
サービス業はお客さんに向けてサービスを提供するのはもちろんのこと、そのサービスの実現に向けてアルバイトから店長までチームで行うような業態でもあります。
つまり、自然と
・お客さんとのコミュニケーション
・スタッフ同士のコミュニケーション
の両方が求められる環境になっているわけです。
介護も同様にコミュニケーションの取り方次第で、その人のやる気を引き出せたり、失わせたりすることが顕著に出てくる仕事です。
人対人の仕事なので、コミュニケーションはとても重要なのです。
その感覚を前職の経験で持っている人は、それだけで一歩リードしています。
例えば、自然と利用者さんとまずはお喋りしてみようとか、挨拶や自己紹介から話を広げてみようか、
笑顔で柔らかい物腰で話せるなどが言われなくても出来たりすることも多いです。
コミュニケーションに慣れている人からするとごく自然なことなのですが、やっていない人からすると初めは出来ないことだったりもします。
また、介護もサービス業の一つです。
物的なものではなく、支援するというサービスの価値を提供している仕事なので、どう付加価値をつけるかは、サービスを提供する介護士次第です。
言ってしまえば、サービス精神があるかないかで差が出るところでもあります。
たとえば、デイサービスの場合だと、法律上は「送迎」→「入浴」→「食事」→「機能訓練」→「送迎帰宅」とプランを組んでいてサービスを提供すれば、デイの機能は果たしているといえるかもしれません。
しかし、実態はお風呂入ったら、ほぼテレビを見ていて、たまに食事と体操をしただけで一日が終わったというケースもあったり・・・。
もちろんそれでいいと言う人もいます。
しかし、そこでもし実際に自分がデイに行く立場になったら、そういうデイにお金と時間使って行きたいですか?
何も特別なことをするということではなく、普段のサービスにどう付加価値をつけていけばいいのか考えるのが、サービス業のビジネスと通じるところがあったりします。
・送迎中にも会話をしながらコミュニケーションをとる
・利用者のペースを確認しながら介助を行う
・レクや交流の機会を積極的に作れるなど
付加価値をつけたサービスをしていこうとする配慮の積み重ねが、自分自身のスキルアップや、事業所の利用者獲得などに関わる要素にもなるのです。
また、介護サービスは、送迎、食事介助、レクリエーション、記録と計画書作成など、マルチタスクで仕事をこなさなければならないことも多いです。
サービス業でも何か一つのことをしていたらそれでいいという環境は少なかったはずです。
自然と、
・何か別のことをしながら、手も動かせる
・脳の切り替えのスピードが早い ということが身についている方も多いのではないでしょうか。
その能力はまさに介護の仕事では需要が高いです。
テキパキ業務をこなしつつ、利用者のペースにも合わせられる余裕も持てるような方はとても活躍できるはずです!
2,好条件で転職しやすい
日本は65歳以上の高齢者が増加し続けており、2040年には高齢者数人口がピークを迎えると予測されています。
そのため、介護サービスを提供する介護人材の需要も右肩上がりとなっており、2025年度には約243万人の介護人材が必要と言われています。
そのため、人材不足が続いている介護業界は求職者に有利な「売り手市場」となっており、数多くの求人を見つけやすくなっている状態なのです。
また、介護の仕事には「資格が必要」「経験者でないと難しい」というイメージがあるかもしれませんが、実際には無資格・未経験から働き始められる求人情報も多く存在しています。
そして、契約社員や派遣社員としての雇用が多いサービス業界に対して、介護業界は正社員として採用されるチャンスが多い点も、好条件で転職しやすい点の一つでしょう。
3,資格取得によるキャリアアップ・給与アップが明確
キャリアアップのイメージとしては、無資格・未経験→介護職員初任者研修→介護職員実務者研修→介護福祉士→介護支援専門員
というものです。
また、多くの介護施設・事業所では所持している介護の資格に応じた資格手当を支給しており、資格取得が給与アップに反映されやすい点もポイントです。
介護職員初任者研修
・実務者研修・介護福祉士
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4,残業時間が少ない
公益財団法人 介護労働安定センターが2020年8月に発表した「令和元年度 介護労働実態調査結果」によれば、一般的な介護職員(正規雇用)の1週間の残業時間数は、全体の49.1%が「残業なし」、27.7%が「週5時間未満」となっており、週の残業時間の平均は1.9時間でした。
どうしても残業の多くなりがちなサービス業と比較しても残業時間が少ないことがお分かりいただけるかと思います。
5,給与水準も上昇傾向に
介護業界は他の産業に比べ賃金水準が低いという指摘もありますが、近年では介護職員が安定して長く働けるよう、国が待遇改善に向けて積極的に動いています。
その一つとして「介護職員処遇改善加算」という取り組みがあります。
これは介護職のキャリアアップの制度を整えたり、職場環境の改善を実施した事業所に、介護職の給料を上げるための予算が支給されるというものです。
2019年10月からは新たに、要件を満たした経験・技能のある介護職員の給料アップが実施される「介護職員等特定処遇改善加算」も創設されました。
介護職員処遇改善加算
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6.安定して長く勤めることができる
介護職の仕事は正社員の他、パート、派遣など多様な雇用形態の中から仕事を選ぶことができ、ライフスタイルの変化に合わせて働き方を変えながら長く働き続けることが可能です。
介護サービスの需要が高い点は先にお伝えしましたが、それは一過性のものではなく、今後も長期に渡ると予測される点でも、介護職は安定して長く働ける職種であると言えるでしょう。
7.仕事のやりがいを感じられる
介護の現場では、同じご利用者に数カ月~数年単位で介護サービスを提供することもあります。
その中で、自分がサービスを提供したご利用者の要介護度が改善したり、ご利用者が望む生活の支援につながると、自分のことのように嬉しくなれます。
また、ご利用者やご家族からお礼の言葉をいただく機会も多いため「人の役に立っている」という実感を得やすく、仕事のやりがいを感じる機会も多いでしょう。
このように、コロナ禍でご自身の働き方を見直そうと思った時、サービス業でのご経験は必ず介護業界で活かせます!
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