保育士としては、担任→主任→園長とキャリアアップができる!
保育士のキャリアを活かして、社会福祉士や精神衛生福祉士・臨床心理士になるという道もある!
保育士・幼稚園教諭の皆さんは、将来をどのように考えているでしょうか?
「経験を積めば自然とキャリアアップしていく」と考えている方も多いかもしれません。
しかし、キャリアプランを知って明確な目標設定をするかしないかで、ご自身の成長や収入に大きな違いが生じます。
本記事では、保育士・幼稚園教諭のキャリアプラン・スキルアップについてご紹介します。
スキルアップに有利な資格についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
▼保育士のキャリアプラン
一般企業での昇進と言えば、主任や課長や部長など、よく聞く役職名があるかと思います。
それに対して保育園・幼稚園での役職と言えば、園長、主任、担任といったものが一般的です。
保育士や幼稚園教諭のキャリアプランは、一般的には以下の順でステップアップしていくようになっています。
(※幼稚園や保育園によって名称は異なります)
1,研修期間
2,担任補助
3,担任
4,副主任
5,主任
6,副園長
7,園長
8,理事長(私立の場合)
幼稚園や保育園、私立や公立かによってそれぞれ必要な勤続年数は異なりますが、大抵の場合、担任まで5年程度、リーダーが15年程度、主任については配置人数が1~ 2人程度のため25年ほどの年数が必要なことが多いです。
昇進の判断材料としては、主任までは長年の勤務継続と信頼のおけるスキルの有無を問われます。
さらに、公立の副園長・園長になるには、役職に見合うスキルの他、昇格試験に合格する必要があります。
私立の保育園の場合は特別な試験等がないため、その他の役職と同様、継続による実績と信頼の蓄積が重要となります。
▼保育士の具体的なスキルアップとは
保育士や幼稚園教諭に求められているのは以下の3つの能力だと言われています。
・教育能力:ピアノを弾いたり絵を描いたり本を読んだりなど、保育の実技を通して子供達の健やかな心と身体を育てる能力。
・人材能力:幼稚園や保育園で与えられた役割をしっかりと果たしながら、保護者や同僚などとコミュニケーションをとって幼児教育をおこなえる能力。
・事務処理能力:指導計画書や園のお便り、連絡帳などの書面を作成する能力。
つまり、上記の3つの能力を伸ばせばスキルアップにつながるということになります。
ピアノを練習して上手に弾けるようになれば教育能力の向上、コミュニケーションスキルを磨けば人材能力の向上につながります。
また、スキルアップのために下記のような資格を取得する方法もあります。
「レクリエーションインストラクター」
歌やゲーム等の集団で楽しめる活動を通して、コミュニケーションを促したり、協調性や運動能力を高める環境を提供する専門家のことです。
保育士の活動と重なる点が多く、より適切な遊びを提案できるようになるため、保育の現場でも非常に重宝されます。
「運動保育士」「絵本専門士」
絵本や運動での教育に高い専門性を持つことが出来る資格で、それらを総合的に活用する必要のある保育士には有用です。
「幼稚園教諭二種」
昨今増えている「認定こども園」は保育園と幼稚園の良いところを組み合わせたような施設のため、ここで働くには保育士と幼稚園教諭どちらの資格も必要となります。
元々保育と教育の面で子どもに接することが出来るようになるため、転職活動で評価されていましたが、認定こども園の増加により両方の資格取得のメリットがさらに高まったと言えます。
▼保育士以外の資格取得でできるキャリアアップ
上記のキャリアプラン・スキルアップは生涯保育士や幼稚園教諭として働きたいと考えている方に向けたものです。
では、保育士としてのキャリアを生かして次のステップへ進むには、どういった資格が役に立つでしょうか。
社会福祉士
主として相談援助業務を行い、社会的支援を必要としている人やその家族の相談にのり、どのような支援や福祉サービスが適しているかを提案し、実現のための手助けをする仕事です。
保育士や幼稚園教諭から社会福祉士に転職すると、園での経験を活かして子供だけでなく保護者への助言や指導もおこなえるのが強みです。
精神衛生福祉士・臨床心理士
人間の心理についての深い知見を得られる国家資格(精神衛生福祉士)、民間資格(臨床心理士)です。
どちらも精神に障害のある方や心に問題のある方に向けて社会復帰や日常生活を支障なく送れるようになるまでサポートするのが仕事です。
保育士の経験と関連させることで、小中学校でのスクールカウンセラーとしての活躍が見込めるほか、ストレス問題の多い育児環境改善という観点で子どもや保護者の方へのサポートもより高度な領域で対応可能となります。
次回は「生駒市のおすすめ求人」についてです!
お楽しみに★