これで防げる!介護職の熱中症

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無理をせず、異変があったらすぐに病院へ
のどが渇いたと感じる前に、水分を十分にとる
十分な睡眠、バランスの良い食事などで、免疫力を上げる生活を心掛ける

夏は熱中症で倒れる人や、救急搬送される人が増える季節です。

介護士は元々体を使って行う仕事ですが、新型コロナ感染症対策としてマスクを着用して介護にあたることが求められる現在においては、特に危険性が高まっているといえます。

また、暑い夏でも介護施設では、利用者様のために空調の温度は少し高めに設定されています。
「冷房が効いているから大丈夫!」と、体調の悪さを我慢して仕事を続けていると、熱中症にかかってしまうことも…。

利用者様のためにも、介護職こそ熱中症には十分注意して暑い季節を乗り切りましょう。
ここでは介護士向けの熱中症対策を取り上げます。

▶ 目 次

 

熱中症になりやすい人

・暑さに慣れていない人
とくに梅雨明けの蒸し暑くなった時期や、暑い地方に引っ越してきたばかりの人は熱中症にかかりやすくなります。

・体調が悪い人
体調が悪いと、熱中症にもかかりやすくなります。
例えば、夜勤で体内リズムが崩れ、あまり眠れないまま仕事に行く、軽い発熱や下痢、二日酔いといった不調は、体温を調整する機能がうまく働かなくなるため、熱中症を起こす危険性が高くなります。

・肥満ぎみの人
肥満ぎみの人の場合、軽い運動でもエネルギー消費が大きいため、平均的な体型の人よりも熱が発生しやすくなります。
また、脂肪には熱の放散を防ぐ性質があるため、体温が上がりやすく、熱中症を起こしやすくなります。

・我慢しすぎる人
暑い中でなんとなくフラフラしているにもかかわらず
「あとちょっとで仕事が終わるから」
「休んだら、みんなに迷惑が掛かってしまう」
「このくらいは我慢しなくちゃ」
「新人だから休みたいとは言えない」
と我慢してしまう人は、暑いときに体調の不調を感じたら、無理せず対策を取りましょう。

 

熱中症ぎみかも?と思ったら

・水分をこまめにとる
のどが渇いたと感じたときにはすでに遅いことが多いので、注意が必要です。
飲み物を持ち歩き、のどが渇いていなくてもこまめに飲むようにしましょう。
その際、水分だけでは汗で失われる塩分を補うことができないため、スポーツドリンクのような、塩分と糖分を含むドリンクがオススメです。

・休憩をとる
外での作業や湿度の高い環境にいる時は、こまめに休憩をとることで、体調の悪化を防ぐことができます。

・冷却グッズを使用する
体が熱いと感じたら、市販されている冷却シートやスカーフを利用して体の温度を下げてみましょう。
特に首を冷やすのがオススメです。
体の表面近くを太い血管が通っているので、効率よく体を冷やすことができます。

 

介護士向け熱中症対策1:体に異変を感じたらすぐに医療機関を受診する

介護の現場は慢性的に人手不足に悩まされていることもあり、暑くてフラフラしていてもまだ大丈夫と働いてしまう人は多いものです。
しかし、暑さを我慢し続けると命にも関わります。
「ほかの人に迷惑を掛けられないから」と我慢して働いて倒れてしまった場合、結果的に、一緒に働く同僚や入居者様にも非常に大きな迷惑を掛けることになります。
異変を感じたらまず休み、周りの人にそれを伝え、早めに医療機関を受診すべきです。

 

介護士向け熱中症対策2:入浴介助前後に水分を十分に取る

介護士の仕事のひとつとして、「入浴介助」があります。
介護職は肉体労働を伴うものですが、入浴介助の場合、これに加えて暑い浴室に入ることにもなります。
高温多湿の環境である浴室では、体内に存在する水分と塩分量のバランスも崩れがちとなります。
実際、浴室内で熱中症が起きる可能性は極めて高いといえます。
水分不足になると大事になる可能性があり、非常に危険です。
場合によっては意識不明~死亡にまで至ることがあります。
入浴介助を行う際は、喉が渇いていなくても、こまめに水分補給をすることが大切だといえます。

 

介護士向け熱中症対策3:免疫力をあげるために食生活や睡眠の質を上げる

「免疫力の低下」は、風邪や肌の不調を呼び込むだけでなく、熱中症の原因ともなります。
免疫力を高めることは一朝一夕では難しいのですが、下記のようなことを心掛けるようにしましょう。

・栄養のバランスが取れた食事
・睡眠の質を上げる、また十分な睡眠時間を確保する
・適度な運動を行う
・ストレスを溜めない

 

まとめ

介護士は、熱中症を患いやすい環境下で働く場合も多いといえます。
ただ熱中症にかかってしまうと、本人も辛いものですし、周囲の人にも迷惑が及びます。

・無理をせず、異変があったらすぐに病院へ
・のどが渇いたと感じる前に、水分を十分にとる
・十分な睡眠、バランスの良い食事などで、免疫力を上げる生活を心掛ける

の3点を守って、熱中症対策に努めましょう。


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