働くうえでより重要な 健康保険 、 厚生年金保険 、 労災保険 、 雇用保険 の4つの社会保険すべてに加入できること!!
転職活動をする際、求人情報を眺めていると、「社会保険完備」という表現をよく見かけますが、これは一体何を指しているのでしょうか?
今回は、「社会保険完備」の意味から、健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険の4つの社会保険についてわかりやすく解説します。
●「社会保険完備」って何?
1.社会保険の基本的な概念
まず初めに、「社会保険」の基本的な概念を理解しましょう。
社会保険は、国民の生活を保障するための公的な保険制度で、勤務する事業所や会社規模によって、それぞれの加入が義務付けられています。
主な社会保険には、年金保険、医療保険、介護保険、雇用保険、労災保険の5つがあります。
2.「社会保険完備」の意味
求人において「社会保険完備」とは、働くうえでより重要な健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険の4つの社会保険すべてに加入できることを指します。
これは、雇用者が従業員に対して、これらの保険に適切に加入している状態を示しています。
つまり、従業員はこれらの保険制度の下で働くことができ、様々なリスクや困難に対して保障されていると言えます。
●健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険の加入条件
1.健康保険と厚生年金保険
これらの保険の基本的な加入条件は、適用事業所に常時使用されていることです。
これは、正規職員(正社員)であれば問題なくクリアできます。
ただし、パート・アルバイトでも、1週間の労働時間や1か月の労働日数が正規職員の4分の3以上であれば加入可能です。
また、以下の5つの条件を全て満たす場合も加入できます。
- 1週間の労働時間が20時間以上
- 賃金月額が88,000円以上
- 雇用期間の見込みが1年以上
- 学生でないこと(※夜間や定時制など、学生でも加入できる場合もある)
- 従業員が501人以上の会社であること。
もしくは従業員が500人以下の場合で、社会保険に加入することについて労使間で合意していること。
2.雇用保険
雇用保険の加入条件は、勤務開始時から最低31日間以上働く見込みがあることと、1週間の労働時間が20時間を超えていることです。
通常、学生は雇用保険の被保険者となりませんが、例外もあります。
3.労災保険
労災保険はパート・アルバイトを含むすべての労働者に適用されます。
特に条件は設けられておらず、労働者全員が労災保険に加入します。
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社会保険完備とは、健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険の4つの社会保険に全て加入できる状態を指します。
これらの保険に加入することで、従業員は様々なリスクから保障され、安心して働くことができます。
求人情報においてこの表現がされている場合、雇用主が従業員の健康と安全を考慮している兆候であり、良好な労働環境を提供している可能性が高いです。
次回は、各保険の役割についてお伝えします!お楽しみに★