▶ 勤務する都道府県や施設によって平均給与が変わる
▶ 資格を取って給料をアップさせる方法がある
皆様は介護職の年収にどの様なイメージをお持ちでしょうか?
今後、ますます需要が伸びていくといわれている介護のお仕事で、実際いくらもらえるのか気になる方も多いと思います。
今回は奈良県の介護職の平均給与や年収、全国との給与の比較をご紹介します!
介護職への転職を目指している方や、介護職で今後のキャリアアップを考えている方も参考にしてみてください。
奈良県の介護職の平均給与は?
厚生労働省が発表した2019年賃金構造基本統計調査によると、奈良県のホームヘルパー、福祉施設介護員、介護支援専門員(ケアマネジャー)の平均給与は以下のようになりました。
・ホームヘルパー 245,000円
・福祉施設介護員 254,000円
・介護支援専門員(ケアマネジャー) 333,000円
この平均給与は、手取り額でなく、所得税、社会保険料などを控除する前の額です。
基本給、職務手当、精皆勤手当、通勤手当、家族手当のほか、時間外・深夜・休日・宿直・早番・遅番手当などが含まれています。
ここから、ケアマネジャーは他の介護職種に比べると給与が高いことが分かります。
ケアマネジャーとして勤務をすると、資格手当がつく場合が多く、金額が高くなる傾向にあります。
奈良県の介護職の平均年収は?
奈良県の介護職の平均年収を見てみましょう。
・ホームヘルパー 3,398,000円
・福祉施設介護員 3,601,000円
・介護支援専門員(ケアマネジャー) 4,624,000円
全産業の年収と比較しても決して高い給与水準ではありませんが、国としても介護現場の従事者を増やす施策として処遇の改善に努めており、年々給与相場にも改善が見られています。
奈良県と全国の年収を比較
奈良県の介護職と全国の介護職の年収を比較してみましょう。
・ホームヘルパー
【奈良】3,398,000円
【全国】3,524,000円
【差】-126,000円
・福祉施設介護員
【奈良】3,601,000円
【全国】3,708,000円
【差】-107,000円
・介護支援専門員(ケアマネジャー)
【奈良】4,624,000円
【全国】4,229,000円
【差】+395,000円
奈良県のホームヘルパーと福祉施設介護員の平均年収は、全国の平均年収に比較すると少し低いですが、ケアマネジャーの奈良県の平均年収は全国を大きく上回っていることが分かります。
奈良県では、介護職の賃金水準向上と、福祉・介護職場で活躍する人材の育成・定着に向けて、キャリアパス対応生涯研修、人材育成・定着支援研修、護特定業務従事者研修などの各種研修に取り組んでいます。
介護職員も研修などで必要な知識が身につき、能力が評価されれば、キャリアアップにより年収も上がっていくと考えられます。
参考:e-Stat政府統計の総合窓口
まとめ
奈良県の介護職のうち、ケアマネジャーの給与は、全国平均を上回っています。
全国平均を下回っているホームヘルパー・福祉施設介護員の給与も待遇改善の国の施策や奈良県独自の研修制度などにより今後も上がっていくと考えられます。
他業種と比べ、介護業界は「給与水準が低い」「低賃金」と言われますが、施設や資格によって給与額にかなりばらつきがあります。
基本給はさほど変わらなくても、各種手当がつくかどうかで大きな差が出ます。
介護職は採用される年齢の幅が広い職業ですので、何歳からでも資格取得を目指せて、キャリアアップを行うことに年齢制限がない珍しい職業です。
奈良県で介護職への転職を目指している方や、介護職で今後のキャリアアップを考えている方はぜひ医療・介護キャリアサーチ奈良/大阪へご相談ください★
次回は「コロナ禍で高まる需要!高齢者施設での看護師の役割」です!
お楽しみに★