過不足なく採用選考の判断材料となる経歴を書きましょう!
履歴書に虚偽の記載は絶対NGであることはどなたでも知っていますね。
学歴・職歴なども事実のままに正直に書くのが大前提。
しかし、伝えるべき“事実”は目的によって違うものです。
それは自己紹介のスピーチの内容や表現がプライベートな集まりと仕事の会合では変わってくるのと同じこと。
では、どのような目的でどのような事実を書くべきか、考えてみましょう!
“職歴”は勤務先社名に基礎情報をプラス
採用選考で最も重要視される情報の一つが 職 歴 です。この職歴欄の記述によって、採用担当者は応募者がどの程度の実務知識や経験があるか、自社に役立つかを読み取ります。
単純に年代順に勤務した会社名を羅列しただけの履歴書はNGです!
「どういう業界や職場で、どういう仕事をしてきたか」を盛り込んで書きましょう。
例えば、事業内容や資本金、従業員数など規模の目安を記したり、仕事内容については具体的な担当業務を記入し、スペースに応じて業績などのプラス情報を入れましょう♪
アピールできる“職歴”を書きもらさない
20代の転職者たちの悩みとしてよく聞くのが「履歴書に書けるような正社員勤務の職歴が少ない」といった声です。
しかし、求人企業が注目するのは何も正社員という雇用形態での経験とは限りません。
未経験者の応募も受け入れている会社なら、評価される経験の範囲は広いのが一般的です。
「わずか一週間でも、真面目な人と未経験者では違うはず。
その人が前職で体得してきたものが、自社や仕事に役立つなら何であれ評価する」という採用担当者もいるんです!
だから雇用態様や期間にかかわらず、応募先に役立つ実務経験なら自己アピールする価値があると考えるべきです☆
志望する仕事が未経験でも、応用できそうな実務の経験はないでしょうか?
また、応募先と同じ業界や関連業種の経験から、専門用語や業界のしくみ、サービスや商品についての知識はありませんか?
自分の職歴から少しでも応募先にマッチする知識や経験を洗い出してみましょう★
履歴書に職歴を記すからには、アピールポイントが必須ですからね♪
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まとめポイント
一番大切なことは、採用選考の判断材料となる経歴が書けているかどうかです。
専門知識や技術面で、特に切り札となるような資格・免許をもっていない応募者が志望動機にアピールすべきは、やはり実務経験があることやそれに相当する実力です。
そこに焦点を当てて職歴をきちんと書くと、同じ経歴の持ち主でもまったく違った履歴書になります♪
応募者によっては、義務教育を含めた学歴を通じて選考に有利な情報をアピールできる場合もありますが、そうしたケース以外は学歴は省略してOK。
ある程度の社会経験がある人だったら最終学歴のみでもかまいません。
よく「職務経歴書を添えるから、履歴書の記述はシンプルでもいいのでは?」という方がいますが、これは間違いです。
くわしい内容は職務経歴書で説明するにしても、独立した書類として完成させるのが履歴書の基本です。
採用担当者が最初に見るのが履歴書なので、その時点で必要最低限の情報を伝えておかないと、場合によっては職務経歴書をじっくり読んでもらえない恐れもありますから、気を付けましょう★
次回は経歴や資格・免許などの自分の“売り”を見極めることについてお伝えしますね♪